FAQ

今あなたが制作している内容について簡単に教えてください。


学部から継続して、布のある風景をモチーフに制作をしています。自分に最も近い空間である自宅の風景を通して、そこにある布が光や空気を含んで奥行きを作り、不意に現れるごく個人的な美しさを自分の光景として画面に定着させたいと思っています。




日本画専攻を選んだ理由はなんですか?


受験期に最も影響を受けたのが日本画の色彩や、緊張感のある線でした。特に美人画のすっきりとした衣の表現には強い憧れを持っていました。

上村松園や岡本神草の作品も目にしていました。

京芸がそれらの様々な日本画家の学んだ場であることを意識し始めたことと、日本画に進もうと決めたことはどちらが先だったかはあまり覚えていないのですが、日本画専攻を選んだ理由の一つだと思います。

現在は、思っていた日本画とは違う仕事をしているかもしれませんが、ルーツにはあの時憧れた日本画が確かにあります。




あなたの考える日本画専攻の魅力を教えてください。


自分の制作の形を丁寧に見つけられることだと思います。

写生に重きを置いた、見ること・捉えることを身につけられるカリキュラムは、現在も自分自身の制作の中で必要不可欠な骨格となっています。その確かな骨格を学べたからこそ、様々な方法を試し、検証していくことができていると思います。

また、広い興味にも柔軟に間口を開いていることも魅力の一つです。

修士課程では、特殊演習として自分の制作・研究とは別に研究テーマを設定します。特殊演習のテーマは、必ずしも自分の制作に直結していなくても良いのが特徴です。私自身は修士1年の時に布を使ったコラージュを行ったりしていました。全く関係が無いと思われた内容でも、最終的に得られる結果は不思議と自分の制作に生きてくる、有意義な遠回りをすることができます。




大学を卒業した後の将来像について教えてください。


就職予定ですが、制作は続けたいと思っています。幸い、沢山の先輩方や身近な人間に卒業後も絵を描き続けている方々がいるので、見習いながら自分もそうありたいです。




受験生へのメッセージ


入学して、期待以上の時間になるか、そうでないかは自分自身の取り組み方によると思います。

ですが、自分の興味に対し、真剣に取り組めば取り組むほど、応えてくれるのが京芸だと思います。

2023年度には新しいキャンパスへの移転も予定されていて、よりひらかれた場となっていく京芸で学ぶことができる皆さんが少し羨ましいです。

芸術を志す皆さんが、一人ひとりにとって心地よく、刺激的な場で学べることを願っています。